今回のドイツ・ベルギーの悲惨な洪水の現地からのレポートですが、被災した地域の上流にあるシュタインバッハ・ダム(貯水池)が決壊寸前で4500人の人が避難しているそうです。ダムの排水機能は建物の木や瓦礫でブロックされているそうです。今回の洪水で思うのはやはり上流にこうした巨大な構造物を作るのは、世界的な異常気象を考えると非常に危険だという事ですね。他にも決壊したダムがあるそうですが、非難している住民はこの亀裂が入ったダムがある間ずっと避難を続けていなくてはなりません。決壊しても家が流されます。
温暖化による異常気象をもっと深刻に考えなくてはいけないという教訓ですね。
www.scoopyweb.com/2021/07/german-villagers-hope-for-miracle-after.html
川辺川ダム緊急放流資料、熊本県も破棄 整備局へ「公表慎重に」
川辺川のダム、国が緊急放流巡る試算を公表 当初「破棄」と回答
怒る九州豪雨の被災者 緊急放流の試算を国が破棄 川辺川ダム建設
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 国が公表せず破棄 検討中のダム
ダムは一定量しか水を貯められないので、想定を超える降雨にはダムの効果は無いどころか、ピーク時に行う緊急放流はかえって危険をもたらします。
想定を超えた降雨は、「異常気象」と呼ばれ、技術者の責任回避に使われていいる。